一年生になったなら まど・みちおさん死去
「一年生になったなら」などという声が聞こえそうな季節ですが、今日午前、「一年生になったなら」の作詞家の「まど・みちお」さんが老衰のため東京都内の病院で亡くなりました。104歳だったそうです。
夜のニュースでこの歌や「ぞうさん」、「やぎさんゆうびん」などが流れると、懐かしさで胸がいっぱいになりました。老若男女、街でのインタビューにこたえた人は誰もがこれらの歌を口ずさめていて、ビックリし、偉大さを感じました。
まど・みちおさんは、明治42年に山口県で生まれ、25歳のときに児童雑誌に投稿した作品が詩人の北原白秋に認められ、本格的に詩や童謡の創作を始めました。
昭和27年にNHKのラジオで放送された童謡「ぞうさん」のほか、まどさんが発表してきた数多くの童謡や詩は、時代を越えて子供たちに親しまれてきました。
まどさんの作品は皇后さまが英語に翻訳されて、平成4年にアメリカで「THE ANIMALS」という題名で出版され、海外でも高い評価を受けたことはよく知られています。
平成6年には児童文学のノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を作家部門では日本人で初めて受賞したり、本当に素晴らしい方を失いました。まどさんのサイトは次の通りです。